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三井文庫本館(史料館)


所蔵史料の概要

三井文庫本館の所蔵史料は、17世紀半ば以降の三井家(越後屋呉服店・三井両替店)の古文書類と明治以降の三井系企業の経営資料を中心として、10万点にのぼります。これらの史料は、三井家編纂室が収集し『三井家記録文書目録』(本号、別号、続号、追号がある)として整理されている史料群と、各家・各会社等の単位でまとめられた史料群とから構成されています。


近世史料

近世史料の中心は、大元方(三井家の営業を統括する機関)や越後屋呉服店、三井両替店の経営史料で、その大半は『三井家記録文書目録』に収録されています。

決算書類では、三井家の営業全体の決算簿である大元方勘定目録が、宝永七年(1710)より連綿として残されています。また、越後屋呉服店、三井両替店、京都糸絹問屋等の勘定目録や補助的帳簿などの決算書類も残されています。

越後屋関係では「会所諸用留」や「用事留」などの営業上の記録や「名代言送状」、「永書」という日記類があり、各店の奉公人関係の史料も多くあります。また三井は長崎で輸入品の落札に当たった関係で長崎貿易関係史料が豊富にあります。

両替店関係では御為替御用や貨幣引替など幕府御用の記録である各種の「御用留」があり、紀州藩を初めとする諸藩や禁裏関係の御用留もあります。京都両替店では、「永要録」などの経営記録が、また大坂両替店については、「日記録」が享保二年から明治八年まで続いて残っています。河内新田会所の小作関係史料も豊富です。

これらの近世史料に関しては、分類目録作成作業を進め、『三井文庫所蔵史料目録』として刊行を開始しています。これまでに、京本店作成の「一件書類目録」、作成店別の「主要帳簿目録」が、合計7冊を刊行し、今後も継続する予定です。

三井家各家の史料も三井文庫に寄贈、ないしは寄託されていて、北三井家文書、新町三井家文書、小石川三井家文書が公開されています。南三井家文書も追って公開の予定です。


近代史料

明治以降の統轄部門関係史料では、東京大元方、三井元方、三井商店理事会、三井営業店重役会、三井同族会などの帳簿、規則、議事録等が『三井家記録文書目録』中にあります。事業部門史料では、維新期の金穀出納所などの明治政府御用関係や為替座三井組、各地為替会社、開墾会社、三越呉服店などの史料が、やはり『三井家記録文書目録』中にあります。

三井銀行関係では、諸官庁との往復文書などを中心とした1876(明治9)年の創立前後から1900(明治33)年頃までの史料が『三井家記録文書目録』中にあります。1893(明治26)年の合名会社への改組後の、帳簿簿、調査時報、出張員報告、諸規則、職員録、報知などは独立した「三井銀行資料」として保存されています。

三井物産関係では、重役会議録、支店長会議録、帳簿類、契約書、商品取引の状況を詳細に記した事業報告書などが、独立した「三井物産資料」として保存されています。その他に『三井家記録文書目録』の中に、創立期から1900年頃までの三井物産関係史料が含まれています。

三井家の顧問であった井上馨の伝記編纂書類が三井文庫に引き継がれており、その中には三井家の組織変更や傘下事業の動向に関する史料があります。また井上馨関係では、伝記編纂の過程で作成された大蔵省旧蔵史料の筆写本があり、原本が関東大震災で焼失したために、きわめて貴重なものとなっています。


高陽文庫・古地図・器物等

三井文庫には、南三井家10代の三井高陽が収集した交通・通信史関係の文献も寄贈されています(高陽文庫)。また古地図類3000点や錦絵、双六、番付類、天秤・銭桝などの商業用器具なども収蔵しており、中でも羊皮紙の「日本航海図」は国の重要文化財に指定されています。


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